発売元:任天堂
発売:1983年
概要:任天堂が誇る、一画面固定ゲームの傑作。
ドンキーコングJRでは敵キャラだったマリオとその弟ルイージを操り、下水道の配管から湧き出てくるカメやカニを倒していくアクションゲーム。
画面下中央に浮かぶPOWブロックを叩くと画面全体が揺れる。味方同士に衝突判定があり、押し合いが出来る。宙に浮いているマット(?)を叩くことで敵をひっくり返したり、ファイヤーボールを消滅させたり、味方の動きを制限したり出来る……等々、数多くのギミックを採用しており、そのどれもが『味方プレイヤーを追い込む』ことに使えたため、とにかく味方同士の潰し合いが楽しいゲームに仕上がっていた。
ちなみに、アーケードでは1コインで2人遊べるゲームだったことを記憶している方も多いかと思われる。「協力するか、それとも裏切るか」というキャッチコピーは秀逸であった。
凛:これ、ゲーセン版やったことがあるなぁ。
小学生のときに(爆)
閃:その頃から
不良中年だったのか……。
凛:いつから小学生は
中年と分類されるようになったんだ?
まぁ、実際、ゲーセン版もやり、ファミコン版もやったな、これ。
閃:俺はファミコン版しかやってない。
まぁ、
兄弟同士の仁義なき殺し合いがメインなのは外も内も変わらんだろうが。(笑)
凛:そーねー。
まぁ、やってる相方の腕が均衡してないと、協力してても仁義なき殺し合いになったりするがね。
閃:協力?
そんな単語、このゲームにあったか?
凛:をい……。
ゲーセン版ではいかに長く遊ぶかが勝負だから、ゲーセン版の基本は協力だぞ。
ファミコン版は……あえて言うまい……(笑)
閃:ああ……確かに戦場(ゲーセン)では協力が不可欠かも知れんな。
もっとも、金がある奴はコインでドルアーガの塔築いて殺し合ってたような気もするけど。
凛:あの時代、そこまで金があってやってるのっていたかなぁ。
インベーダー時代ならまだしも……。
閃:インベーターの1日のインカムは凄かったらしいからな。
さすがにこいつが出た頃には、パックマンやらギャラクシャンといった対抗馬が沢山いたから、こいつの一人勝ちとはいかなかったろう。
もっとも、後継者であるスーマリは他のゲームを
蹴散らしたがな。(怖)
凛:スーマリは……。
ファミコンを、家庭用ゲーム機の不動の地位に押し上げた原動力だからなぁ。
閃:あれで、完全に勝負が付いたな。
もっとも、本作のような一画面ゲームでもほとんど任天堂の一人勝ちに近かったけど。
せいぜいナムコぐらいしか対抗できるとこはいなかった。
凛:せやなぁ……。
任天堂は、とてもちまちまとトランプや花札作ってたメーカーとは思えん躍進ぶりだった。
閃:これも相当きてたが、他も凄かったからな。
バルーンファイト、マリオブラザーズ、クルクルランドで一画面ゲーム三大巨頭だった。
凛:バルーンファイトもおもしろかったが、私はアイスクライマーのほうが好きだったね。
腕が低いヤツを置き去りにするのは、かなり楽しかったしなぁ……ひっひっひっひっ……。
閃:悪かったな、置き去りにされたクチだよ。(チーム怒)
他に対戦ゲームと言ったら、ガチャポン戦士2――カプセル戦記かな~。
出来がいいゲームかと言われるとそうでもないんだが、対戦型のシミュレーションとしては結構遊べた。宇宙面苦手だったけど……。
凛:じゃぁ、今度手に入れてアイスクライマーやるかね?
しかしSDガンダムとはまた懐かしいものを。
検索してみて思ったが、これはもしかしたら、初めてまともにやったシミュレーションかもしれん……。
閃:激却下!
初めてやったのはオウガぢゃなかったのかよ……。
俺も結構遊んだぞ、人の家で。機体の値段よりも腕が物を言う、いい接待ゲームだった。
凛:オウガバトル……のはずだったんだが、この名前を聞くと、こっちだったなぁと思ってな。
初めて……と言えば、初めてゲーセンでやったゲームは、実はこのマリオブラザーズだったかもしれんなぁ。
閃:てことは……(計算中)……君のゲーセンデビューは十万七十七歳の時か。
その頃から、スレたガキだったんだなァ。
凛:何を言う。スレてはないぞ。
これが当然の生活だったからな(爆)
閃:どういう小学生だ……。
つーか、ゲーセンで遊べるような金持ってなかったぞ、俺は……本につぎ込んでたから。
凛:このころは専ら遊ぶのに使ってたからなぁ。
デパートの屋上とか、バッティングセンターとか……(爆)
閃:俺がやったのはインベーダーぐらいだ。
何かまた話がズレて来たんで元に戻そう。
このゲーム、開始時にPOWブロック(仮名)壊すのは
基本だよな?
凛:当然だろう。
だいたいあんなもん、残しておくなんて心臓に悪い(笑)
閃:カニ殺そうとした瞬間に発動された日にゃたまらんからな。
対戦プレイなら解るが、協力プレイでヘボイ奴がミスって発動する場合もあるし、さっさと壊しておくに越したことはない。
対戦だと、下からマット突き上げて敵と激突させたりとか、同ラインで押し合いやってファイヤボールで燃したりとか、えげつない戦法は沢山あったな~。
凛:なに、裏返した敵の下で待ち構えるのは基本中の基本だな。
だから、下に待っていればそやつは蹴らないってのも戦術として当然。
しかし、協力プレイでは、腕に差があると、腕のいいほうが先に動き、POWを緊急回避に使う、と言う手はありだったがね。
……しかし、協力プレイのネタってあんまりないけど、殺し合いのネタだけは豊富だよなぁ、このゲーム。
閃:そりやもちろん、
殺し合いの方が面白いからだろう。
制作者も解ってて作ったんじゃないかね?(笑)
凛:わかってて作っただろうなぁ。
だいたい、ふたり(以上)同時プレイのアクションゲームってのは、この手の協力or殺し合いの要素はたいていあるからな。
特に味方を殴れたりすると、その傾向は強いはずだ。
閃:バルーンファイトもアイスクライマーも、ちゃんと味方を殺せるような仕様になってたから、まず間違いないだろう。
しかしこれ、男1P、女2Pにしてたら、別の意味で凄いゲームになってたかも知れんな……。
2Pで1Pを踏み踏みして、「ほぉ~ら、靴をお舐めっ」とか。
凛:いったいいつからこのゲームはSM仕様になったんだ!!!
→配水管を通って、ゲーム一覧表にワープ。