閃凛電脳遊戯館

2006年 08月 28日 ( 1 )

VAMPIRE HUNTER -ヴァンパイアハンター-

開発:カプコン
発売:1997年
概要:人間ではなく、怪物(モンスター)を操作キャラにした前作「ヴァンパイア」の続編で、ストリートファイターシリーズに続くカプコンの対戦格闘ゲーム。
キャラがモンスターであるために、様々な個性的なキャラを登場させることができ、前作でのボスキャラ、新キャラを含めてさらにキャラの幅を広げている。
ゲームとしては、通常技の連続攻撃であるチェーンコンボ、ゲージを貯めることによって可能となる特殊な必殺技など、ヴァンパイアでのよさを受け継ぎつつ、より使い勝手のよさなどを高め、完成度を上げている。
対戦格闘ゲームとしては極めて完成度が高く、いまもってそのおもしろさは色褪せていない。


閃:2D対戦格闘の最高峰だな。
これ以上やり込んだ格ゲーは、今のとこないぜよ。

凛:ないのぅ。
未だにサターンとかのでやっても、盛り上がれるしなぁ。
でも、だいぶ腕は落ちただろうが……。

閃:落ちてるだろうなぁ。
今だと、豪鬼の瞬獄すら出せるかどうか怪しい。

凛:豪鬼は出てこんぞ、ハンター。
しかも、瞬獄はモリ子の超必コマンドやん。

閃:素で答えるなよ。(苦笑)
しかし、モリガンのダクネスが瞬獄と同じコマンドって……制作者の情念を感じるなぁ。
ま、私はドノヴァンとデミばっかり使ってたから関係ないけど。

凛:持ちキャラかぁ。
私は当然、王様(アナカリス)だな。全盛期当時、使用禁止令が出たほどだったしなぁ。
あとは、ビクトル、フォボスかな。禁止令が出てからはビクトルが多かったと思うけど。

閃:王様禁止令は必然だ。
まー、ビシャあたりは誰が使っても禁止っぽかったけど。
特に『鬼首捻り』は凶悪過ぎた……距離によって判定変わるんだもんなぁ。

凛:なぜだっ!?
確かにメスト(注:ゲーメストという雑誌)のランキングでは上位にいたが、扱いづらさは天下一品だぞっ!
まぁ、禁止令のおかげでビクトルなんて、ランキング最下位に近いキャラを使ってたが、なんか妙にビクトル使っても嫌われてたなぁ、私は(爆)

閃:つーか、ビクトルの対空の当たり強さって反則だと思う。
イフリートなんてものに頼らざるを得んドノヴァン使いからすると、正直羨ましいぜ。
まー、それ以外に何かあるかと言われると、『博士』しかないんだが。(笑)

凛:対空以外に使いでがないからビクトルはつらいんじゃないか。
必殺技含めての全体的な能力は、いちおうドノヴァンのほうが上のはずだぞ。
博士も使い勝手いいか、って言ったらぜんぜんだぞ、あれ、投げだし。

閃:えー、キャラ話に花が咲いてきたので、1キャラずつ紹介していくかね。
まずは、吸血鬼のデミトリ・マキシモフ。
技的にはリュウケンだが、ダッシュで一瞬消えたり、ガード不能のEX必殺ミッドナイトプレジャーを持ってたりするので、割と嫌らしい戦い方もできる。
ただ、同じリュウケンキャラのモリ子に比べるとモーションが直線的で、突き詰めていくと、戦法がパターン化しちゃうのが少々残念ではある。
ちなみに、ES必殺はデモンクレイドル以外用なし。(泣)

凛:つか、リュウケンタイプの基本キャラって言う時点でおもしろみはないわな。
じゃぁ、次はガロン。狼男(ワーウルフ)で、基本的にスピードが勝負のフェリシアと同タイプのキャラで、通常四つ足で歩くため、打点の高い飛び道具系の技がヒットしないと言う特技を持つ。
だが、使えそうで意外に使い勝手が悪く、基本の移動速度が遅い敵には強いものの、その他にはけっこう相性が悪い。

閃:RPGとかだとザコ扱いだが、このゲームではやたら強いゾンビのザベル・ザロック。
とにかくレバー入れ技が多く、かなり使いづらい。
だが、レバー入れ技のリーチの長さは半端ではなく、通常技との使い分けを完璧に行えば、遠近どちらでも戦えるオールマイティーキャラと化す。
加えて、入力が簡単かつ、判定が強力な必殺技を持ち、初心者が使ってもそこそこ鬱陶しい動きができるという嫌~な奴である。

凛:そうか? 使い勝手悪いから、けっこう餌食にしてたけど……(笑)
じゃぁ、次はビクトル・フォン・ゲルデンハイム。いわゆるフランケンシュタイン。
一撃一撃のダメージはかなりのものがあるが、基本性能としてダッシュが出来ないなどのマイナス面を持ち、対空必殺技以外、見るべきところがない、とろいキャラ。
メストでも最下位に近いランキングを受けるなど、一般的な評価は低いが、初心者でも入れやすいガーキャン、ガードされても削る通常攻撃、一発のでかさなど、実は使いこなせばそれなりに強いキャラ。
まぁ、メストのランキングなんて、キャラ性能の強さか、待ち気味で強いかのランキングで、ランク付けするプレイヤーのレベルが低すぎるから、いまいちアテにならんのはわかりきってるんだが。

閃:では、呪われサムライのビシャモン。
ゲーメストのダイヤグラムでは二位だったが、誰がどう考えたって最強のスペックを誇る鬼キャラ。
通常技の早さ、つなぎ、破壊力どれを取っても最高レベルなのにも関わらず、『持ってる刀に喰らい判定がない!』という鬼畜な属性を持ち、画面端に追い詰めた時の強さは全キャラ中屈指。
また、EX必殺技の鬼首捻りは、距離が遠いと打撃判定、近いと投げ判定に変わるという反則性能を持っていた。小パンキャンセルからこれを使うと誰もがハメだと吠える。(笑)
ちなみに、相手を硬直させる飛び道具やら、異様に出が早く攻撃範囲も広い下段必殺なども持っていた……存在自体が反則である。

凛:そう、強すぎたんだだよなぁ、ビシャ。
王様使ってて、最悪の対戦相手だったもんなぁ。某ゲーセンで、王様使ってるときに、ビシャで乱入して、負けたから「待ちだ、こいつー!」と言ったバカもいたが、誰が固めてたんだ、と言いたくなったし、ビシャ使う時点でおまえに文句を言う資格はない、とは思ったなぁ。
さて、次はレイレイ。モンスターとしては中国の幽霊の一種であるキョンシー。
ダークストーカーと対決し、死んだ母のために自ら人間を捨てた姉妹の妹で、姉のリンリンが御札となり、ともに戦っている。
攻撃技は服の袖に隠した暗器(隠し武器)を駆使したもので、このゲームの中でもトリッキーという意味では1,2を争う。
空中ダッシュなど多彩な技を持ち、超必は1発目が上段ガード、2発目が下段ガードという特殊さがありながらも、結局コマンドの難しさ、通常技のトリッキーさ、通常必殺技の扱いづらさなどから、ランキングでは下位に甘んじている。
ただ、女性キャラであり、その背後にある設定などから、キャラ人気としては成功している。

閃:では、半魚人の王様オルバス。
ピヨリ効果のある飛び道具を二種類持ち、画面全体に効果を及ぼすEX必殺技を持つなど、一見すると初心者向けに見えるキャラクター。(ただし、素直な使い方をすると物凄く弱い)
リーチはさほどでもないが、割とチェーンコンボがつながりやすく、飛び道具でちくちく攻めるより、インファイトを挑んだ方が強かったりする。
なお、前作で猛威を振るったカニパンチ(笑)はEX必殺技になっているため、全体的なランキングでは弱体化した方かも知れない。

凛:したかも、じゃなくて弱体化したわな。メストのランキングでも前作では確かトップだったはずだし(はめられるから)
では、次はモリガン・アーンスランド。女性キャラのひとりで、前作から人気を誇ったキャラだが、デミトリと同様リュウケン系のキャラ。
ただ、デミトリよりもリュウケン色が濃く、対空の必殺技はそのまんま。
ランキング的にも、順当な位置にいるものの、とりたてて特徴がないため、上位に食い込めずに終わるのはメストのランキングと同様。
ちなみに、高飛車な言動、露出度の高い衣装など、人気が出る要素はしっかりと押さえている。

閃:ただ、デミトリと違って斜め方向への高速移動、空中コンボからでも出せるEX必殺技などを持つため、使う奴が使うと鬼畜な動きを見せる奴ではあったな。
では、ビッグフット(雪男)のサスカッチ。
見た目の通りのパワータイプで、一発のダメージと妙な当たり判定の強さを持つバクチキャラ。
相手を行動不能にする投げ技や、ガード不能の一発芸など、小手先の技も使うが、基本は一発の力でゴリ押ししていく――負けると物凄くムカツクキャラである。
ちなみに、必殺技だけ見ると、リュウケンのパロディキャラのように見える。(笑)

凛:見えるが、だが、ダッシュ竜巻旋風脚に命をかけるのがサスカッチ使いだ(笑)
じゃぁ、初代ではモリガンと人気を二分したフェリシア。
キャットウーマン(ワーキャットとも言える)で、シスター(修道尼)に育てられた子で、ダークストーカーと戦うための理由が有名になってミュージカルスターになる、と言うもの。
モリガンに負けず劣らず、露出度が高く、重要な部分のみが毛で覆われていると言う、いかにも狙ったキャラが、女性キャラは基本的に、基本性能がよい、と言うパターンを踏襲し、スピードの速さ、キャラ人気と相俟ってこれを持ちキャラにしているプレイヤーは多い(はず)
ただし、モリガンと違って飛び道具を持たないなど、不利な面もあり、ランキング(メスト及び私的)では、いまいち上位に食い込めないところがある。

閃:ただ、EX必殺は判定、ダメージ共に結構凶悪だった気がするな……。
では、ラスボスのパイロン。
つながりやすい通常技、移動するレバー入れ技、地上空中どちらでも使える上に判定も強い必殺技、無茶苦茶鬱陶しいワープ技等を持つ、いいとこ取りキャラ。
どの相手とも互角に渡り合え、縦横無尽に動き回れる反面、これ! といった強力な個性が欠けており、使っていて面白みのないキャラである。
EX必殺技がただの大道芸という点は、個性と言えなくもない……か。

凛:じゃぁ、次、フォボス。
マヤ文明の時代に製造されたガーディアン・ロボットで、ロボットとは言え、勝ちポーズに鳥やリスなどが身体にまとわりつく、極めて自然派。
キャラ的には、ザベルと似てしゃがみガードが移動すると言う特性を持ち、空中ダッシュも兼ね備えており、使い勝手は1,2を争うくらい、難しい。
ただし、スピードや攻撃の素早さなど、熟練するとかなりいやらしい攻撃が可能となり、通常攻撃でのハメに似たことも可能であり、ランキングでは使いづらさから上位にはいなかったが、熟練者には使い勝手のよいキャラであった。

閃:でわでわ、一応主人公のドノヴァン。
半分人間、半分魔物という呪われた肉体を持ち、魔剣ダイレクを手にダークストーカーズを狩りまくるハンター。旅の友として、少女アニタがいる。
ドノヴァンと言えばキルシュレッド! 地面に剣を刺し、任意で飛び道具として飛ばすことが出来る。この剣は戻る時にドノヴァン本体を追尾してくるので、うまく誘導して敵を挟み撃ちにするのが基本。ただし、ES以外は本体がダメージを受けると攻撃判定が消えてしまう……。(泣)
なお、剣刺し中はガードキャンセル技イフリートソードが使えなくなってしまうので、とにかく攻めるしかないのが――かなり好みだった。(笑)
ただし、デフォ、剣刺し中、どちらも攻撃力は低く、防御力も並み以下……とかなり辛いキャラだったのは間違いない。
ちなみに、ロケテ版では反則的にブリザードソードが強かったらしい。だから全体的に弱体化したのかっ!? 教えて下さいカプコンさん!

凛:その噂は有名だったはず>ブリザードソード
では、私の持ちキャラであり、使用禁止令まで出てしまった最強の王様アナカリス!
古代エジプトの王の魂が宿ったミイラであり、王=ファラオなため、勝ち台詞にその片鱗が窺えるものの、語尾が繰り返されると言う特徴的なキャラ。
ゲームキャラとしては、ガーキャンがない、通常攻撃、必殺技ともにクセがあり、メストのランキングでは上位……まぁ、100%アテにならんが、上位にあり、実際、使いこなせば極めて強力な能力を持つ。
しかもっ! その独特の技、必殺技、超必から遊び心満載の戦い方が可能であり、ただ強いだけではない魅力を兼ね備えている。
ただし、やはりガーキャンがない、移動速度が遅い、と言う欠点から、スピードのあるキャラ(ガロン、フェリシアなど)にはかなり不利な戦いを強いられると言うところがある。
さらに、小パンチのガーキャンに対して、ガード不能という戻りの遅さは致命的である。

閃:さ、さすがに……14キャラもいると長くなったな。
何か、これって思い出はあるかね?

凛:あるに決まっておろうっ!
私の中ではベストバウトに数えられるものだが、あるゲーセンで対戦中。
相手はフォボス、私はアナカリス。お互い、1本づつ取り、最終戦。
そして激闘の末、お互い1ドットの体力を残して向かい合ったその瞬間!
フォボス:縦ビーム(波動拳+大パンチ)でアナカリスのいない上への攻撃。
アナカリス:焦って大パーンチ(上への攻撃。前方へはまったく判定なし)
ふたり揃って当たらない攻撃を目の前で繰り広げるその姿(爆)
まぁ、最終的には王様が勝ったんだが、これはいつまで経っても語れる戦いではあったのぅ。

閃:まぁ、そこで飛び道具のケズリで決着付いたら興醒めよな。特にフォボスのレーザーは出したらケズリ確定ってとこがあるしな。
私は特にない……わけでもないか。
ドノヴァンで同キャラ対戦したときは面白かったな。お互いに剣刺すのはいいんだが、飛ばして入り乱れ出すと、どっちがどっちの剣か解らなくなるのはかなり笑えた。
後はあれかね、某ビシャ使いのE君が三連続でライトニングソードに飛び込んできてくれたのは楽しかったな。いくら突進して、斬りまくるキャラだからって……なぁ。(笑)

凛:まぁなぁ。
某E君は、王様の「穴」にもさんざん引っかかってくれた稀有なプレイヤーだったねぇ(笑)
しかし、王様的には、ビシャを除けば、けっこうレイレイってイヤなキャラだったのよねぇ。

閃:レイレイか……なぜ奴には天雷破があって、ドノヴァンにはクソ使えんEX技しかないのだっ! 同じハンターなのにぃ~。
まー、遊びでゴッドプレス使うのって楽しかったけどね。実は上段ガード不可だし。
システムの話もちょっとしとくか?

凛:システムの話ってもなぁ。
確かにガーキャン、空中ガードとか、いろいろと目新しいことは盛り込んでたのは盛り込んでたが、それもこのゲームのおもしろさの一部でしかない気はするがね。

閃:うむ、初心者でも入れやすいチェーンコンボとか、いくつも使い道がある上にたくさん溜められるゲージとか、様々な要素が混じり合って完成度を高めていた希有なゲームだとは思う。
敢えて一番面白い要素を挙げるとしたら、豪鬼で魔物をぶっ殺せる点だろうが。

凛:だから出てこんっつーにっ!!



→穴を通って、ゲーム一覧表にかえるえるえる。
[PR]
by sen-linn | 2006-08-28 16:28 | 対戦格闘