開発元:アイレム
発売:1984年
概要:ジャッキー・チェンが主演の同名の映画をモチーフにした横スクロールアクションゲームの人気作。
主人公のトーマスを操り、さらわれたシルビアを救うため、建物の1階からラスボスのミスターXがいる5階を目指して進む、と言うシンプルなゲーム構成。
トーマスは、パンチとキックの2種類に、立ち、しゃがみ、ジャンプのアクションを加えた攻撃方法を持ち、敵及びその攻撃方法によって敵を倒したときの点数が異なる。
敵は、奇数階と偶数階によってパターンが異なり、奇数階は人間が相手となり、偶数階は蛇や破裂する玉などの障害物となっている。また、ステージの最後、上に上がる階段の前には中ボスが控えており、この中ボスを倒さないと上の階へ行けないようになっている。
その他、トーマスのかけ声や、2階から3階、4階から5階に上がるときに挿入されるミスターXの笑い声は、合成音ながらよく作られており、また特にミスターXの笑い声は効果的に使われている。
ちなみに、映画のほうとの共通点はほとんどなかったりする。
閃:でんでれでんでれでんでれでれでれ♪ でんでれでんでれでんでれでれでれ♪
凛:ええいっ、初手からその脳みそにこびりつくフレーズはやめいっ!
閃:たららららたんた♪ たららららたんた♪ たららららたんた、たったっ♪ だだだだだだっ。
凛:やめんかぁっ!
しばらくそのフレーズだけがリフレインするではないかっ!
閃:えーと、他になかったかな……。
凛:もうリフレイン系はいらんっ!
……ったく。
しかし、こうやって曲だけ聞いてるとリフレインしまくりなんだが、やっぱやってるとさほど気にはならんのだよなぁ。
閃:でも、耳コピだけはしっかりしてるんだよな。
ともあれ、これは鬼のように遊んだね、ファミコンで。
凛:ファミコン版は、私も持っていたが、いちおうアーケード版も経験があるな、これ。
でも、基本的にアーケード版も、ファミコン版も、全5ステージの無限ループってとこは変わってないなぁ。
閃:ラスボスの超反応も同じかね?
ファミコン版は確か、パターン覚えてハメ殺ししか手がなかった記憶があるが。
凛:ラスボスは……どうだったっけなぁ。
ただ、アーケードもファミコンも結局ハメるしかなかった憶えがあるけど。
閃:ま、そうだろうな。
しかし、昔のゲームにしては、努力でどうにか最後までいけるバランスだったよな、これ。
解き方知らないとクリアできないゲームが多かったことを考えると、なかなか良心的ではあった。
凛:あ、確かに、それはあるな。とりあえず、3階までは簡単に行ける。
4階は……あの妖怪ババアがネック……というか、ラスボスはハメ方がわかれば、一番の難敵がこの妖怪ババアだったりする(笑)
閃:あ~、
あの首がもげる奴か。
しゃがパンに気付くまでは苦労した記憶があるな……その後も辛いことは辛かったが。
凛:アーケード版で先に知ってたから、苦労はしなかったな。
ガキのころだから、そんなに金はないし、後ろで見てるほうが多かったから、攻略はけっこう憶えてファミコン版とかやってたなぁ。
このころは、アーケードが先でその後ファミコンに移植されるのがけっこうあったから、その点ではゲーセン通いは役に立ってたなぁ。
閃:やっぱ、不良小学生は違うなぁ。
マルボロ吸いながらミスターX倒すなんて、当時の俺には真似出来ない芸当だぜ。
凛:誰がその当時から吸ってるかいっ!
だいたいアーケード版ではミスターXは倒してなかったはずやし。
やはりやりこめるのはファミコン版だからな。
閃:なんか、アーケードゲームってそういうの多いよな。
アニメの最終回を覚えてないのとよく似てる。
俺もさすがに、スペースインベーダーのエンディングは見てないしなぁ。
凛:無限ループのゲームにエンディングがあるかいっ!
……つーか、そう言う意味では、助けた途端にまたミスターXにさらわれるシルビアって、まんま影の伝説のお姫さまだよなぁ(笑)
閃:おや?
確かに、スペースインベーダーにはエンディングがなかったが、これには用意されてなかったか?
二十四周するとシルビアがラスボスになって……。
凛:なるかぁっ!
それは一種の都市伝説みたいなもんで、たいていはデマだ。
閃:おかしいなぁ……確かな筋の情報の筈なんだが。
じゃあ、シルビアと対面中にパンチを256連打すると、壁が壊れて真のエンディングに移行するってのもデマかね?
凛:それはゼビウスの都市伝説じゃっ!
→クリアしたのにまたさらわれてゲーム一覧表へ連行される。