開発元:CAPCOM
発売:1995年
概要:前作「X-MEN Children of The Atom」の続編とも言える作品で、アメコミのマーブル・コミックのヒーローや悪役たちが「インフィニティ・ジェム」を争って戦うと言うストーリーとなっている。
システムは、前作「X-MEN」を踏襲しつつ、新たなシステムを取り入れるとともに、大味でバランスが悪かったところが改善されている。
特徴は、やはりエリアルレイブと呼ばれる、敵を浮き上がらせ、スーパージャンプで追撃するシステムで、各キャラによって様々なエリアルレイブが駆使できる。初心者にも優しい通常技のみのエリアルレイブや、キャラによってはかなりの多段ヒットを狙えるものまであり、それぞれのレベルに合わせてエリアルレイブを行うことが可能となっている。
また、キャラクターも、いわゆるリュウケンタイプから、一癖も二癖もある上級者向けまで個性的なキャラが揃っており、前作より楽しめる要素は上がっている。
そうは言っても、やはり格闘そのものは大味なほうで、さらに対戦では相手の使用キャラに応じて使えば勝率が格段に上がってしまうなど、改善されたと言ってもバランス面ではやはり難がある、と言える。
閃:スパイダーマン最凶。
この一言で済むね、このゲームは。
凛:……まぁ、あんまり否定できる要素がないな。
待ちキャラとして使うと、マジでろくでなしになるからなぁ。
閃:基本必殺技が揃ってて、エリアルが鬼のように入って、おまけに波動から超必がつながる。
これで、負けろって方が難しいわなぁ……。
の割に、性格は気弱だったりするけど。(笑)
凛:気弱だったなぁ。
勝ちセリフのあとの括弧付きのセリフが笑えたし。
まぁでも、スパイダーマンは対戦で使うと卑怯臭いから、滅多に使わなかったが。
閃:まぁ、開くまでCOM戦オンリーだわな。
もっとも、レバガチャハルクもかなり反則臭かったけど。
凛:いったい何を開くんだ?(笑)
ハルクはそんなだったっけ?
あんまりハルクをメインで使ってたヤツを見てないからなぁ。
ジャガーノートはたくさんいたけど。
閃:今日の誤植はキレが悪いな……。(爆)
あ~、ジャガーはあんたも使ってたな。
ハルクもそうだが、スーパーアーマー持ってて、一発のダメージがでかい奴に負けると凄くムカツクのはなぜだろう……。
凛:使ってた。あの大味さ加減がいいんだよ。
まぁ、確かにウルヴァリンとか、サイロックとか、手数でスーパーアーマーをどうにか出来るはずなのに負けると、腹は立つが(笑)
閃:つーか、スーパーアーマー盾にして、相打ちオッケー! って感じで範囲が広い攻撃かまされるのが一番つらいんだよなぁ。
手数キャラは最低五発は叩き込まんと話にならんからねぇ……。
まー、
弱体化したマグニートー様みたいに、どっち付かずなキャラもいたがな。
凛:あの初代「X-MEN」では、まず誰もが反則だと思ったあの強さはいったい……って感じだったもんなぁ、磁界王様。
でも、けっこう私は使ってたな、マグニートー様は。
やっぱ、エリアルで浮かせる技で、相手を浮かせたまま、ショックウェーブをかますのは、けっこうお気に入りだったし。
閃:そうさな。
後のVSシリーズに受け継がれる、とにかく技が変なつながり方をするって要素は、本作で既に登場している。
変な技も多かったしね。ブラックハート様の大パンチとか大キックとか。つーかあの、わらわら出てくる緑色の軍団は何だったんだろう……。(原作未読)
凛:たぶん、地獄の下僕とか、そういうのだったんだろうとは思うが……(同じく原作未読)
変と言えば、やっぱりシュマゴラス、通称シュマちゃんだろうなぁ。
とにかく使いづらいキャラだったが、あの勝ちセリフが好きだった(笑)
閃:いや、確か魔界の太子か何かぢゃなかったか? ブラックハート様。
シュマちゃん必殺のカオスディメンションは痛かったなァ……。
さすが、ああ見えて邪神だけのことはある。
戦う目的も、世界を滅ぼすためっていう、極めてスタンダードなものだったしな。
凛:確かに。
エンディングではしっかりと滅ぼしてたしなぁ、シュマちゃん……。
閃:つーか、ギャグ調だったけど、あれかなりダークなエンディングだぞ。
世界各国津々浦々シュマちゃんだらけって……をい。
エンディングで憶えてると言ったら、やっぱりスパイダーマンかなぁ。普通に恋人と会ってるだけだったけど。
凛:エンディングかぁ。
やっぱ持ちキャラだったジャガーノート、サイロックあたりのエンディングは憶えてるが、ジャガーノートの情けなさ以外はさしておもしろいのなかったからなぁ。
サイロックは、ジェムを捨ててX-MENとして戦ってるのだったし……。
まぁ、全体的にヒーロー側のほうのエンディングはおもしろみがない。
閃:ローガンとかも全然憶えてないな。
そいや、ウルヴィは使ってたんぢゃなかったか?
スパイダーマンほどじゃないが、こいつもかなり反則臭い強さだったから、クリアは難しくなかった筈だぞ。
凛:そう、ウルヴァリンはクリアするのは簡単なんだがなぁ。
よく、立ち大P→
X!(実はつながらない)で遊んでたりしたんだが……。
……うわ、本気でエンディングが思い出せん……(爆)
閃:超必時の、
「エックス!」のボイスは好きだったなぁ。
叫びと言うより、吠え声に近い、妙に気合いが入った台詞だった。
Xメンキャラ以外が超必を使った時の、
「インフィニィティ!」も結構好きだが。
凛:「インフィニティ」に憶えはあんまりないなぁ。
「X!」は、ウルヴィのウェポンXがあるから憶えてるが。
と言うか、サイロックとかだったら「メイルシュトローム!!」とか、そのあたりのボイスしか憶えがないんだよなぁ。
ジャガーノートなんか「うおぉぉぉぉぉっ!」しか憶えてない(笑)
閃:ああ、キャラのボイスか。
ジャガーノートはむしろ、「パワァァァアップ!」とか「ジャガ、ノォト、パァンチ!」とかの必殺技ボイスの方がよく憶えてるな。
つーか、どいつもこいつも、発音が妙なんで、結構印象に残ってる。
サイロックの、「ニン、ジュツ!」とか、どこの日本語ですか? って感じだったしな。
凛:「ジャガノォトパンチッ!」はよく憶えてるなぁ。
あれがよくて、この技は当たりにくいにもかかわらず使ってたしなぁ(笑)
まぁ、ジャガーノートは、エリアルとかでも「ふんっ」「ふんっ」「ふぁぁぁぁっ!」ってのとか、楽しかったけど(笑)
サイロックはまぁそうだが、ウルヴィもけっこう妙だったしなぁ。
確か、ネイティブの発音のはずなんだが、妙に聞こえてたもんなぁ。
閃:音の高低と、気合い入れる場所が妙なんだよなぁ。
まー、カタカナ英語しか使えん日本人だからそう感じるのだろうが。
しかしあれだね、画面中を飛び交う必殺技やら、スーパージャンプやらといった、それまでの格ゲーにあった『ゲームを成立させるための制限』を取っ払ったシステムを『Xメン』から受け継ぎ、さらに無茶苦茶なノリに仕上げた作品だぁね。
凛:そうだなぁ。
でも、このゲームのキャラって、基本的に人間ぢゃないからぶっ飛んだシステムでも、キャラによっては、とてつもなく大味な戦いになっても、何となく許せるんだけどな(笑)
閃:そのかわり、対戦には向かんゲームだね。
暴れ回る奴を押さえ込むのが難しいし、逃げ回る奴を追っかけ回すのも面倒だ。
まぁ、アニタ様使えば負けっこないけどな。
凛:そんな最もろくでなしなキャラを使うなぁっ!!
→ジャガーノートヘッドクラッシュで吹っ飛ばされてゲーム一覧表へ落下する